パソコン時代の終わりは思っていたより早い?
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324050504578243090587310894.html
DIGITS2013年 1月 15日 18:32 JST By SAABIRA CHAUDHURI
米ハイテク市場の調査会社ガートナーによると、世界市場のパソコン(PC)出荷台数は2012年第4四半期に前年同期比で4.9%減少した。背景にあるのは、単に弱体化した経済というより、構造的変化だという。
タブレット型端末がパソコンの勢力図を劇的に変えたと話すのは、ガートナーの首席アナリスト北川美佳子氏だ。消費者は古いパソコンを買い換える際に、パソコンからむしろタブレットへ乗り換えていると北川氏は指摘する。かつて消費者はパソコンとタブレットの両方を持つだろうと想像していたが、今後はほとんどの消費者がタブレットを活発に購入し、クリエーティブな作業や事務的な仕事は共有パソコンで済ませるようになるのではないかとの見方を強めているという。
ガートナーによると、この年末年始の間、もはやパソコンは1番の贈り物とはみなされず、マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」のローンチも第4四半期のPC出荷台数には目立った影響は及ぼさなかった。
ヒューレット・パッカード(HP)は第4四半期にパソコンの世界市場の16%のシェアを獲得し、出荷台数で再び首位に返り咲いた。しかし、ガートナーによると、出荷台数の伸びは昨年ほどではなかったという。2位は市場シェア15.5%のレノボ・グループ(聯想集団)、3位は同10.2%のデルだった。レノボはパソコンメーカー上位5位の中で最も伸び率が高く、前年同月比8.2%増となった。
世界市場全体の第4四半期の出荷台数は9030万台だった。モバイル型パソコンの出荷台数は11%の減少、デスクトップ型は6%の減少となった。
米国では第4四半期のパソコン出荷台数は1750万台となり、前年同期比2.1%減となった。
一方、欧州や中東、アフリカへの出荷台数は2810万台となり前年同期比9.6%のマイナスとなった。前四半期との比較では、中欧、東欧、中東、アフリカでは伸びたが、西欧は縮小した。
アジア太平洋地域のパソコン出荷台数は2990万台で前年同期比1.8%の下落となった。
ガートナーとは別にIT専門調査会社IDCは10日、第4四半期の世界市場のパソコン出荷台数は前年同期比6.4%減の8980万台になったと発表した。
IDCは、年末年始のホリデーシーズンに四半期ベースで前年割れとなったことは過去5年以上なかったと指摘する。IDCもその背景として、タブレット型端末といった競合製品の台頭とウィンドウズ8が起爆剤にならなかったことを挙げる。
IDCによると、米国のパソコン販売は4.5%減だった。ガートナー同様、IDCもHP、レノボ、デルを世界のパソコン出荷台数トップ3とした。
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