「休学者が一つの階層と化している国は韓国だけ」
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2013/01/07 14:10 朝鮮日報
休学者100万人時代
韓国の四年制大学を全数調査、休学率50%以上は249学科
ソウル市内にある私立大学のA学科で開講している「北朝鮮の対外関係史」の講義は、6人の学生しか出席していない。別の専攻で開講している「北朝鮮の憲法と法体系」の講義も、受講者はわずか7人しかいない。どちらの講義も、55人が座れる大学本館講義室が割り当てられているが、座席は1割程度しか埋まっていなかった。
講義室がこのように閑散としている理由は、人気がない講義だからではない。受講すべき学生自体がいないからだ。現在、A学科の学生は半数近くが休学している。前学期は104人のうち56人(53.8%)、今学期は112人のうち54人(48.2%)が休学している。
休学率の上昇は、大学の文化を変えた。A学科の学生代表を務めるキムさん(26)は「学期初めのTきも、学科室を訪れる学生がおらず、毎年学園祭のときに開いていた飲み屋も、一昨年が最後になった」と語った。開講・閉講総会、MT(メンバーシップトレーニング=親睦を深める集い)、農村活動などの学科活動は、夢見ることもできないありさまだ。この学科のイ主任教授も「就職を控えて『スペック(大学の単位や語学の成績などを指す)積み上げ』真っ最中の2007年度入学者は、80%が休学している。最近は講義室ががらがらなので、大学の講義ではなく、まるで小グループの課外講義のような感じ」と語った。
休学者数が多い状態は、ほかの大学でも同じだ。ソウルにある別の私立大学では、公共人材学部の在籍者639人のうち290人(45.4%)が休学している。学生会長のキムさん(24)は「公務員試験の準備、海外語学研修、大企業のインターンが必須のコースになっており、休学せずに卒業する学生の姿は消えた。兵役での休学と一般休学が集中する2年次や3年次の場合、特定年度の入学者がまとめて消えてしまうこともある」と語った。また、首都圏のB大学の機械工学科では、在籍している学生95人のうち79人が休学を申請し、休学率は83%に達した。
本紙取材チームが、韓国国内の四年制大学216校・8069学科の休学率を全数調査した結果、休学率が30%を超える学科は計3390学科(42%)に達した。このうち、休学率が40%台の学科は753学科、休学率50%以上の学科も249学科あった。
地方大学の状況はさらに深刻だ。慶尚南道のある国立大学の中国学科では、現在4年生の学生50人のうち24人が休学している。4年生のキムさん(25)は「ほかの大学に編入学したいという友人が多く、将来への不安から大学に対する愛着もない。周りの友人が休学したら、みんな引きずられてしまうようだ」と語った。
休学率が高いため、学生が正常な大学生活送れなくなるだけでなく、大学の財政も大きな負担を強いられている。授業料を払って大学に通う学生が減ることで、おのずと大学の収入も減るからだ。韓国私学振興財団が2012年6月に、韓国の四年制私立大学198校の今年の予算収入を分析した結果、在学者の授業料が占める割合は61.7%に達した。つまり、大学財政に占める授業料の割合が高いということだ。教育科学技術部(省に相当)によると、こうした大学の中には、授業料依存率が90%に達する大学もある。
各大学は現在、授業料の分割納付や語学研修費の大学側負担などといった支援策を掲げ「在学者確保」に必死になっているが、休学者の数は減っていない。ある国立大学の財政企画チームの関係者は「休学者が増えたことで、学生が払う期成会費が、昨年は一昨年に比べ18億ウォン(約1億3700万円)ほど減った」と語った。韓国職業能力開発院の蔡昌均(チェ・チャンギュン)センター長は「休学者が一つの階層を形成している国は、世界の中でも韓国しかないだろう」と語った。
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