食品廃棄物処理、韓国各地で深刻な問題に
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2013/01/15 10:08 朝鮮日報
ソウルの一部自治体では業者がごみ収集を中断、ごみがあふれかえる事態に
14日、ソウル市城北区のある団地で、食品廃棄物用の容器に住民がごみを捨てている。城北区では、ごみ処理を担当する民間業者が区庁に処理単価引き上げなどを要求し、今月7日からごみの回収を中断、食品廃棄物が山積みになっている。
14日午後、ソウル市城北区石串洞のDマンション。団地内の遊び場の横に、20個の食品廃棄物用容器が、ごみがあふれ出てふたが開いた状態で放置されていた。果物の皮、卵の殻、白菜の葉などさまざまな食品廃棄物から放たれる悪臭が、遊び場全体に漂っていた。かつては、食品廃棄物処理業者が2日に1回の割合でごみ収集に来ていたが、今月7日からこれまで8日間にわたり回収がストップしたままなのだ。警備員のクさん(69)は「住民が激しく抗議している」と語った。
今年から食品廃棄物・排水の海洋投棄が禁止されたことで処理費用が高くなり、これを処理する民間業者が単価の引き上げを要求してごみ処理を拒否している。このため、ソウル市内の一部の区では、収集されない食品廃棄物があふれ、住民たちの不満が高まっている。城北区では、食品廃棄物関連の苦情が1日当たりおよそ50件寄せられている。陽川区や永登浦区など、民間業者が食品廃棄物を処理している他の15の区でも事情は同じだ。
一部では、食品廃棄物の公共処理施設の不足が、今回のごみ山積み現象の原因だと指摘している。実際、ソウル市内にある公共処理施設はわずか5カ所で、16の区が民間業者と契約を結び、食品廃棄物を処理している。ソウル全域で1日に出る食品廃棄物の量は3347トン(2011年末現在)だが、ソウル市内の公共処理施設の処理能力は、1日当たり1071トンの水準だ。民間業者のごみ処理拒否が長期化した場合、ごみ処理をめぐって大騒動に発展する恐れもある。
京畿道・江原道など一部の地域でも、民間業者が単価引き上げを要求し、地方自治体が頭を痛めている。ソウルと同様、公共処理施設が不足しているからだ。ただしソウルとは異なり、地方はまだ食品廃棄物の処理を拒否する段階には至っていない。
京畿道竜仁市や軍浦市の場合、昨年の処理単価は1トン当たり8万ウォン(現在のレートで約6780円、以下同じ)台だったが、今年は業者が1トン当たり12万ウォン以上(約1万150円)を要求しており、契約はまだ済んでいない。忠清南道瑞山市では、民間処理業者が1トン当たりの処理単価を、従来の7万2000ウォン(約6090円)から12万5000ウォン(約1万570円)に引き上げてほしいと要求し、交渉が続いている。業者の要求を受け入れると、食品廃棄物の処理費用は従来の約2億ウォン(約1700万円)から3億5000万ウォン(約3000万円)に上昇する。
京畿道烏山市、江原道原州市、江陵市も、昨年より40-50%程度高い処理費用で民間業者と契約を結んでいる。烏山市では、昨年まで1トン当たり8万9000ウォン(約7530円)だったが、今年は1トン当たり13万5000ウォン(約1万1420円)払うことした。烏山市の関係者は「もっと欲しいと言われたが、苦しい事情を伝え、どうにか4カ月の臨時契約を結んだ」と語った。
ソウル市の食品廃棄物処理業の代表らは14日午後、任玉機(イム・オクキ)ソウル市気候環境本部長と面会し、食品廃棄物の処理単価引き上げ問題を話し合った。17日には、韓国政府環境部(省に相当)の主管で、対策会議が再び開かれる予定だ。
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