2013年1月15日火曜日

■「スーパーフラット」で世界を席巻 村上隆氏


「スーパーフラット」で世界を席巻 村上隆氏
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35026900.html?tag=top;mainStory
2013.01.15 Tue posted at 20:07 JST

「スーパーフラット」とは?

香港(CNN) 日本アニメの影響を取り入れた作品で知られる現代美術家、村上隆氏が15日までに香港の個展会場でCNNのインタビューに応じ、芸術概念「スーパーフラット」に代表される独特の作風などについて語った。

村上氏が芸術界の世界的スターとなったきっかけのひとつは、等身大の美少女フィギュア「Hiropon(ヒロポン)」だった。ビキニからはみ出す「巨乳」の少女像は2002年、オークションで42万7500ドルの値が付いて話題を呼んだ。

この作品は社会への風刺だったのだろうか。女性を性的対象として描くアニメ文化への批判なのか。それはまったく違うと、村上氏は話す。表現されているのは、自称「おたく」だった同氏の高校時代への賞賛だ。「当時、アニメから官能やファンタジーなど多くの要素を吸収した。そういう過程がこの作品を生み出した」という。同氏によれば、作品をつくることは本当の自分を探すことだ。

村上氏は今やアジア最先端の現代美術家のひとり、世界的な逸材と評価されている。芸術とアニメを融合させた概念「スーパーフラット」は、平面性と色使いが特徴だ。90年代にスーパーフラットで有名になった同氏は02年、デザイナーのマーク・ジェイコブス氏の誘いで、高級ブランド「ルイ・ヴィトン」の新作モチーフをデザインした。


同氏の作品は、どんなに人工的な光沢を放っていても、正直さがある。美少女フィギュアのヒロポンも「Miss Ko2」も、思春期の夢を形にした作品なのだ。

鮮やかな色使いの起源もまた、不器用な青春の思い出にあった。大学1年生のころ、作品を見た先輩の女子学生から、色彩感覚がまったく欠けていると指摘された。彼女の恋人は優れた色彩感覚で知られていた。同氏は画家を志す学生としてその指摘に大きなショックを受け、この日から色彩の基礎を学び始めたという。

そこへ「SFおたく」の趣味が加わって、ネズミのような「Mr.DOB」やスマイル顔の花、色とりどりのきのこといったキャラクターが生まれた。

同氏の作品を間近でじっくりと楽しめるガゴシアン・ギャラリーでの個展「Flowers&Skulls」は、2月9日まで開催されている。



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