2013年3月15日金曜日

■耕作地を公園化…野菜採ろうと市民殺到「それっ」=四川


耕作地を公園化…野菜採ろうと市民殺到「それっ」=四川
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0314&f=national_0314_030.shtml
2013/03/14(木) 17:24

 四川省南充市政府は1日までに、市街地の嘉陵江三橋下にある河川敷を湿地生態公園にすると決めた。3月10日までに該当地域に建てた小屋などを含めて、植えられていた野菜などを「すべて撤去すること」と通達。すると「自分が撤去、つまり収穫してもよいのだろう」と考えた市民が押しかけた。四川在線が報じた。

 河川敷にはこれまで一部の農民が耕作地として野菜などを栽培していた。当局による「公園にする」との通達があったことで、「野菜をいただこう」と考えた市民が殺到した。

 記者が取材のために訪れたのは10日午前だった。橋の上に登ろうと、息を切らせて自転車を押す年配の男性がいた。荷台にはキャベツや大根がいっぱいに載せられている。「このあたりで、野菜を採っていい場所があると聞きました。どこなんですか」と尋ねた。すると、「あんた、来るのが遅かったよ。もう野菜はあまり残っていないよ」と記者に教えた。

 野菜を採りに来た市民が最も多かったのは、8日と9日だったという。数百人が押しかけた。記者が到着した時には、ブルドーザーによる整地がすでに始まっていた。小屋が撤去されたような痕跡もあった。キャベツがいっぱいにはいったかごを背負う女性がいた。「今日は10キログラム分ぐらい収穫したよ」と自慢そうだ。「早くお行きよ。まだ少し残っているからね」と“親切にアドバイス”してくれた。

 「私たちが、ここで野菜を植えていたのさ」と話す農家の人がいた。「湿地公園にする」との通知を受けたのは3月1日。とにかく「売れるものから収穫して売るしかないでしょ。通知があってからはてんてこ舞いでした」という。

 農家の人は話を続けた。「すごかったのは昨日(9日)ですよ。朝早く食事をして、すぐに作業に取りかかったんですけどね。どこから“湧いてきた”のかと思うぐらい人が来ました」という。

 かごを背負った人、大きなビニール袋を持った人。自動車、オートバイ、自転車。河川敷の小道にびっしりと停められた。皆が、野菜をいっぱいにつめて持ち帰った。「私が植えたキャベツも大根もどうしようもありませんでした。持ってかれましたよ」と話した。

 湿地生態公園は、三充市内を流れる嘉陵江が蛇行する内側の河川敷に作られる。大気汚染対策を含めた環境の改善を念頭に市政府が整備し、三充市の「肺」として生まれ変わる。環境を重視する街として、同市の先進的側面も一層強調されることになりそうだ。



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