【コラム】 観光立国で元気になろう
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0509&f=column_0509_030.shtml
2012/05/09(水) 13:39
持ち直してきた訪日客
日本政府観光局発表の訪日外客数は、過去最高を記録した2010年と比べ2012年3月単月推計値で4.4%の減少、2012年1-3月累計で5.1%減と震災前のレベルまでほぼ回復した。訪日客の最も多い韓国は2012年1-3月累計で2011年比16.3%減、2010年比で17.7%減と放射能汚染への不安と円高ウォン安で大幅減が続いているが、二番目に多い中国は1-3月累計で2011年比31.8%増、震災前の2010年比でも4.4%増となっている。3月単月でも過去最高だった2010年(12万3314人)より約7000人多く、過去最高を記録した。三番目の台湾(6.7%増)、米国(3.4%減)もほぼ震災前の水準に戻っており、韓国以外は順調に回復しているようだ。
観光立国は新成長戦略の柱
2010年6月に政府が発表した「新成長戦略」は観光立国を主要な柱に掲げ、「訪日外国人3000万人プログラム」を打ち上げた。その第1期として2013年までに1500万人を目標に、第2期2000万人(2016年)、第3期2500万人(2019年)、最終的に3000万人を目指す。
世界観光機関(UNWTO)などのデータを基に日本政府観光局が作成した「世界の国際観光の動向」(2010年)によると、外国人訪問者数の最も多い国はフランスで7680万人、2位米国5975万人、3位中国5268万人、英国が5位で2813万人、香港14位2008万人、韓国が28位で880万人、30位にやっと日本861万人が顔をだす。これを英国並みにもっていこうということらしい。
羽田空港の国際化
中国人訪日観光ビザ要件緩和などを実施してそれなりの成果があがっているようだ。外国人観光客を視野にいれたダイバーシティ東京プラザ、三井アウトレットパーク木更津、東京スカイツリーなどの商業施設開業のニュースも頻繁に聞くようになった。
上海-長崎クルーズ船、JR九州観光列車なども海外観光客の呼び込みを狙っている。しかし、震災の影響もあるが2013年の第1期目標達成はあきらめているようだ。2012年3月に閣議決定された観光立国推進基本計画で2016年の目標が1800万人になった。
中国国家観光局によると2011年中国から海外への旅行者数は約2割増えて7025万人に達した。中国から日本への旅行者は104万人、震災前の2010年が141万人と中国の海外旅行者の100人のうち2人くらいしか日本に来ていないことになる。市場は大きい。もっと知恵を出そう。
医療ツーリズムに本気で取組もう
これまで日本経済を支えてきた製造業は、ソニーを初めとする家電の衰退、自動車の海外移転など、日本の富と雇用を支える力を失った。日本でしかできないものづくりに活路を見出そうという話はよく聞くが、市場が小さくて家電や自動車のような売り上げや雇用を創りだすことは無理だ。
製造業に代る産業として観光立国は意義ある取り組みだ。なかでも日本の高度の医療技術と内視鏡のような世界最高水準の医療機器を使っての医療ツーリズムは本気で取組むべきテーマだ。
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