2012年2月26日日曜日
■【米国ブログ】米国で人気の豆腐「中国で発祥し日本で発達した」
【米国ブログ】米国で人気の豆腐「中国で発祥し日本で発達した」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0221&f=national_0221_047.shtml
2012/02/21(火) 10:38 サーチナ
米国では豆腐の人気が続いており、多くのスーパーで購入することができる。料理に関する米国のブログ「inakakitchen」では、米国に在住する米国人女性が豆腐について語っている。
筆者は、米国で知られている豆腐だが、実際に豆腐が何からどのように作られているか、また米国にどのように伝えられたかについてはあまり知られていないと述べている。そのルーツを明らかにすることによって、健康的な食生活を心がけるだけではなく、米国文化にどのように影響しているかを知ることができると述べている。
まず筆者は、豆腐のルーツは中国にあると信じられているが、どのように発明されたかは明らかではないと語っている。誰かが偶然、にがりを含んだ塩を豆乳に入れたことで起こる化学変化に気付き、豆腐ができたという人もいるという。
中国における豆腐についての記述は西暦950年にさかのぼり、一方日本の記述は1182年だということからも、中国から日本に伝えられたのだろうと推測している。日本に伝来したのは日中を行き来した僧侶によるとされると説明。日本では中国と異なり上流階級の間で豆腐文化が広まったようだと背景について語っている。
さらに日本の鎌倉時代以降、豆腐は一般市民にも広がり、江戸時代には日本でよく食べられる食物の1つになったという。その後、日本の豆腐は中国よりはるかに進化し、豆腐の繊細さを生かした多様性のある食物として開発されたと紹介している。
筆者は、日本の豆腐職人はまるで修行の一貫として行うように、最高品質の豆腐作りをするため、日本の豆腐は中国の豆腐より柔らかくまろやかな味がすると感想を述べている。
米国への伝来について、最初に豆腐が欧米に伝えられたのは17世紀にさかのぼるが、当時あまり人気がなかったと記している。その後、1800年代後半、ロサンゼルスやサンフランシスコ、ニューヨークなどの大都市で、日本や中国からの移民が豆腐を作り始めたことから、全米に広がったという。
1970年代、米国では菜食主義がブームになり、健康食品が注目されたのが米国への豆腐の普及につながったと筆者は述べており、豆腐が広まった背景には、米国の当時の思想が反映されている指摘している。
豆腐の栄養価を高く評価している筆者は、豆腐トレンドが定着し、一般的に豆腐を手に入れることができるのがありがたいと締めくくっている。
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