2012年2月26日日曜日

■【中国ブログ】日本の質の高さと秩序正しさ、そしてその限界


【中国ブログ】日本の質の高さと秩序正しさ、そしてその限界
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0224&f=national_0224_106.shtml
2012/02/24(金) 14:30 サーチナ
  
 日本製品の質の高さは世界の最高水準にある。日本でも中国製品を見かけることはあるが、中国で売られている物に比べて質が高い。中国人ブロガーの「徐康寧的博客」さんはこのように述べ、日本の物はなぜ質が高いのか、またそれゆえ日本に見られる限界について自身のブログにつづっている。

 筆者は「日本は資源が限られているゆえ、精密さによって競争するしかない」と指摘する。米国のように家や車はどれほど大きいかではなく、小さい中にどれほど精巧さが濃縮されているかを求めるのだ。さらに筆者は「空間が狭く量に限りがあり、その上に精密であるには秩序正しさが必要となる」と述べる。例えば日本の都市の道路はまるで中国の路地のように狭く、ある道路では対向車が来れば端に寄って待つ必要がある。筆者は「もしも中国にこのような道路があれば必ず事故が起きる」と述べた。

 筆者は「秩序正しさや精密さを追求するのはこの日本人の優れた特質」と称賛する反面、国家の発展をある程度制限するものとなっていると分析。「日本は質の高さを製造業に生かしているが、視野を広げて新しいものを創り出すことには限界がある」とし、「製造業をアジア諸国に取られ、米国がiPhoneやfacebookなどの新しい製品やサービスを生み出すと日本は落伍してしまう」と指摘。

 さらに筆者は「度が過ぎる秩序正しさは社会に高いコストを求める」と述べ、例えば道路工事や公共駐車場の交通整理に欧米諸国では想像できないほど大勢の人が雇われており、それも経費が高くなる理由と指摘。「日本の1人当たりGDPは中国の10倍というが、生活水準を見てもそれほどの差を感じない」とし、「きっとそのお金は秩序を維持するために費やされているのだろう」と推測した。

 最後に筆者は自分の考えは秩序と精密さを否定するものでないとし、「中国に最大の弱点は無秩序と粗悪品であり、日本のすばらしい特質からしっかり学ぶべきだ」とつづっている。



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