2012年2月9日木曜日

■裏技を知らなければ大損、安く便利な航空券購入術オープンジョーの活用~海外旅行を10倍楽しむ法


裏技を知らなければ大損、安く便利な航空券購入術オープンジョーの活用~海外旅行を10倍楽しむ法(5)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34428
2012.02.06(月)

今回のテーマは、「安く便利な航空券を入手するには」である。

 「安く便利な航空券を入手する」ことには、私自身もかなりこだわっていて、出張前にパソコンに向かってウェブサイトの時刻表やチケット情報を複数同時に眺めつつ、あれこれ考えるのが常だ。

 「うーん、香港からの便は、朝早くかあるいは深夜便しかないな、困った・・・」
 「いやちょっと待てよ! 前日の晩は香港ではなく、マカオに泊まればどうだ? やっぱり!」
 「次の日ちょうどいい時間のフライトがある。マカオはホテル代も安いから、香港からのフェリー代を考えてもお釣りがくる!」
 「広州~深セン間に新しく開通した高速鉄道を使うのはどうだ? 35分で行けるぞ!」

 などと、最適解を発見してはちょっぴり悦に入るのが、海外出張前の私にとって、ある種の“儀式”のようになっている。

 本人は西村京太郎だと思っているのだが、周りには“ちょっとインターナショナルな鉄ちゃん”にしか映っていないようなのが残念だ。

 さて、本論に戻るが、「安く快適に旅をする」ためには、「購入の工夫」と「最適な旅程の組み立て」が必要となる。


(1)購入の工夫

日本発着の航空券を購入する場合

 通常、航空会社のウェブサイトから直接購入するよりも、旅行代理店を通して買う方が安い。
 安いチケットを扱う旅行代理店を効率良く見つけるには、リクルートが運営している海外旅行のポータルサイト、エイビーロード(AB-ROAD)がお勧めだ。取扱代理店数、商品数が充実しており、大抵の場合、最安値のチケットを見つけることができる。

 また以下に挙げるサイトも非常にお得な航空券やツアーの情報を頻繁に紹介しているので要チェックだ。すべて無料なので会員登録をして、メールマガジンを購読されることをお勧めする。

トラベルズー(Travelzoo): ナスダック上場の米企業で、「世界に2400万人以上の会員を抱える世界最大級のオンライン旅行情報メディアであり、毎週、2000社を超える旅行関連企業が提供する膨大な旅行情報をリサーチし、世界中のお勧め旅行情報を毎週20個厳選して会員に配信しています」と謳っているだけあって、確かにお得な情報が多い。

 直近でも「羽田発着の北京ツアー(4泊5日)・シャングリラホテルに宿泊・観光と食事付き」が3万7980円(最安値/サーチャージ別途)」というのがあって驚いた。

スカイゲート(Skygate): ここはディー・エヌ・エーの子会社で、“掘り出し物”的な航空券情報がしばしば出てくる。つい先日も「羽田発ロサンゼルス往復の航空券」が9800円(サーチャージ別途)という激安商品の案内があった。

タイムセル(Timesell): ここは独立系で、やはり“掘り出し物”的な商品がある。今週も「バンコクツアー(3泊)」で2万120円というのがあった。

 これらサイトで紹介されている商品は、「利益ゼロ、もしかしたら赤字かも」と思わせるようなものが多く、情報を見るだけでバーゲン会場に行ったような“ワクワク感”や“お得感”があって楽しい。


海外発着の航空券を購入する場合

 国際線の場合は、やはりLCC(格安航空会社)の利用が中心となる。話題のエアアジアに限らず、格安航空会社は世界中には沢山ある。

 まず乗りたい区間に格安航空会社が飛んでいるかどうかを調べるには、WITCHBUDGETが便利だ。

 移動したい区間に格安航空会社が飛んでおらず、通常の航空会社便しかない場合は、FARECOMPAREのような比較サイトを使えば、お得な航空券がすぐ見つかる。

 また、海外でその国の国内線を利用する場合だが、現地の旅行代理店を活用すると安いチケットが手に入ることが多い。例えば中国だと、JTBチャイナがお勧めだ。

 ここは、c-trip(中国最大級のネット旅行サイト)と同等の値段を提示している。
かつ日本語で予約できたり、夜遅くまで問い合わせをすることができる点が心強い。


(2)最適な旅程の組み立て

 これには、いくつかセオリーがある。

 当たり前のことだが、「早めに手配する」「オンシーズンを避け、オフシーズンに動く」だけで、航空券の値段はかなり違う。

 手配が少し遅れたり、発着日が1日違うだけで航空運賃に数万円の差が出ることも多いので気をつけたい。

 意外と知られていないのが、「オープンジョーのチケットの活用」だ。

 オープンジョーのチケットとは、ウィキペディアでは「往復・周回航空券のうち、往路と復路の片方、または両方の発着地が別の地点となる航空券」と定義されている。

 これだと若干分かりにくいので、具体例で言うと「往復便チケットだが、日本発⇒ロンドン着、パリ発⇒日本着 になっており、ロンドン⇒パリ間は自分で手配する」ようなチケットである。

 読者諸氏は、海外に行く際、主な渡航地以外に、取引先を訪れたり、視察や観光をするなどで近隣諸国に足を延ばすこともあるだろう。

 上記の場合、日本と主な渡航地の間の往復チケットだと、その他渡航地との間の往復チケットを購入しないといけない。

 「日本⇒メイン渡航地、その他渡航地⇒日本」というオープンジョーのチケットを購入し、メインとその他渡航地との間をLCC(格安航空会社)の片道切符で移動すれば、大幅なお金と時間の節約につながる。

 ちなみにFreeBirdは航空便の時刻表サイトだが、非常に便利なので、ブックマークされることをお勧めする。

 目的地までどの航空会社が飛んでいるか、何時の便があるか、経由地での乗り換えはスムーズかなどを調べるのに役立つ。

 以上のような情報で読者諸氏の旅が「安く快適に」なれば幸いだ。


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