2012年2月2日木曜日

■ハワイに観光客戻る~11年、日本人は5%減


ハワイに観光客戻る~11年、日本人は5%減
http://www.usfl.com/Daily/News/12/01/0131_038.asp?id=93360
2012年01月31日 18:57米国東部時間 

 州経済の40%を占める観光業の深刻な不況が続いていたハワイでは、 2011年は観光客が戻り、訪問者数が07年以来最高を記録した。ただし、東日本大震災などの影響で日本からの訪問客は5%減少した。

 ウォールストリート・ジャーナルが伝えたハワイ州観光局の推定では、国内からの訪問客が2.3%増えたほか、カナダ、オーストラリアからの訪問客が2桁台で伸び、全体では前年比3.8%増の728万人となった。訪問客の支出も15.6%増の125億8000万ドルと07年水準(126億3000万ドル)に近かった。

 ホテル料金は過去15カ月上昇が続いている。シェラトン・ワイキキは昨年、客室占有率91%の状態が2年間続いていることから宿泊料を20%値上げした。

 不況や金融危機などの影響で、ここ数年はハワイの観光客が激減していた。08年には2つの航空会社が運航を停止し、空の便の旅客能力が15%も下がったうえ、3つのクルーズ船のうち2隻が寄港を取りやめたため、06年には763万人だった訪問客が09年には640万人と16%も減少した。
 このため州は国内向けの広告予算を増やし、本土西海岸など以前からハワイの人気が高かった市場のほか、シカゴやデンバーなど新しい市場で宣伝を強化した。

 訪問客が増えた理由としては、治安が悪化するメキシコを避けてハワイを選ぶ人が増えた、日本人観光客の減少が予想ほどひどくなかった、ドル安でオーストラリアなど外国からの訪問者が増えた、などが挙げられる。

 ハワイ訪問客の2割近くを占める日本人は、第1四半期は前年並みだったが、3月の大震災を受けて第2四半期には17.6%の大幅減少となった。しかし回復は予想以上に早く、第4四半期は前年同期を1%上回った。


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