2012年2月18日土曜日

■フィリピンで韓国人観光客拉致相次ぐ


■フィリピンで韓国人観光客拉致相次ぐ 犯人は現地の韓国人
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/02/18/2012021800579.html
2012/02/18 12:11

ビザ免除で韓国の犯罪者が流入
 
 フィリピンに滞在する韓国人が、韓国人観光客を狙う犯罪が相次いで発生している。最近では拉致や暴行事件など、次第に凶暴化する傾向にある。警察は、韓国人がビザなしで入国できるフィリピンに、韓国の犯罪者が大量に流入しているほか、フィリピンでの生活に適応できない一部の韓国人が犯罪集団と化しているとの見方を示している。なお、フィリピンを訪れる韓国人観光客は、年間約40万人に達する。

 忠清南道天安市の成歓体育会の会員Lさん(58)ら12人は、今月11日から14日まで3泊4日の日程で、フィリピンの首都マニラに旅行に出掛けた。最終日の午前10時ごろ、一行がガイド(33)の案内でショッピングに出掛けようとしたところ、事件に巻き込まれた。Lさんら4人がガイドと共にマニラ・マラテ地区のダイアモンドホテルを出た直後、私服姿の5人の男が拳銃を突き付けてきた。男らは「マリファナ所持の容疑で逮捕する」と告げ、待機していたワゴン車2台に無理やり押し込んだ。ガイドを含む5人は、20分ほど車に乗せられた後、古びた建物に監禁された。一行のうち、Kさん(45)は手錠まで掛けられた。

 そのとき「トム」と名乗る現地在住の50代の韓国人が現れ、通訳を買って出て「マリファナ所持の容疑で捕まったら、数年間刑務所にぶち込まれる。解決するためには、3000万ウォン(約210万円)が必要だ」と告げた。結局、観光客4人は家族に連絡し、一人当たり600万ウォン(約42万円)ずつ、計2400万ウォン(約170万円)を支払って解放された。

 ところが、この事件は事前に仕組まれた詐欺だったことが後に判明した。忠南地方警察庁によると、この事件はガイドと現地在住の「トム」、現地で飲食店を経営する50代の男が、現地の警察官10人と共謀し、金銭目的で企んだものだった。観光客たちが支払った2400万ウォンのうち、現地の警察官が20万ペソ(約37万円)を受け取り、残りは韓国人の犯人グループが分け合ったことが分かった。




■フィリピン観光中の韓国人が拉致…同胞が現地警察官と組み犯行?http://japanese.joins.com/article/367/148367.html?servcode=400&sectcode=430
2012年02月17日08時22分 [ⓒ 中央日報]

  フィリピン観光に行った韓国人観光客が現地警察官に拉致され、身代金を出して解放されたことが明らかになった。フィリピン警察は観光客に麻薬所持容疑を負わせて逮捕した後、解放の見返りに金銭を要求する手法を使った。

  忠南(チュンナム)警察庁などによると、忠清南道成歓邑(チュンナム・ソンホァンウプ)の住民13人は11日、3泊4日の日程でフィリピン・マニラ旅行へ行った。ゴルフなどを楽しみながら親睦を深めるための行事だった。

  このうちキムさん(45)ら4人は14日午前10時ごろ、韓国人ガイドC(33)の案内で宿舎付近のショッピングセンターを訪れた。この日午後2時の帰国飛行機に乗る前にショッピングをするためだった。
  ショッピングセンター内に立っていると、突然、拳銃を持った私服姿の男10人が近づいてきた。男らはキムさん一行に手錠をかけ、マニラ警察署付近のコンテナボックスに連れて行った。

  男のうち1人はキムさんらのバッグに白い袋を入れて、「警察だ。麻薬所持容疑で逮捕する」と叫んだ。キムさんは「コンテナの窓の外で警察の服装をした人たちが行き来し、壁に指名手配のポスターも貼られていた」と話した。

  キムさんらはコンテナボックスの中で「トム」と呼ばれる50歳代の韓国人の男に会った。この韓国人はキムさんらに「マリファナ所持で捕まれば数年間は監獄で過ごさなければいけない」とし「3000万ウォン(約200万円)を払えばうまく解決できる」と説明した。

  キムさんら一行4人はやむを得ず韓国にいる家族に連絡し、この韓国人の男が知らせた口座に1人当たり600万ウォンずつを送金した。韓国人ガイドCは金を出さなかった。犯人らは入金を確認してからキムさんら4人を解放した。犯行から9時間後だった。

  キムさん一行とガイドCは翌日午後9時ごろ、仁川(インチョン)空港に到着した後、警察に申告した。天安(チョンアン)西北警察署は外交通商部を通してフィリピン当局に犯罪を通知し、「犯人は警察のようだ」とし伝えて捜査を依頼した。

  警察の関係者は「フィリピン警察がすぐに捜査に入り、拉致に加担したマニラ警察署所属の警察官10人を逮捕した」とし「また身代金を要求したトムという韓国人の男も検挙したと聞いた」と明らかにした。

  警察は韓国人ガイドCも一緒に犯行に加担したかどうかも調べている。拉致されたキムさん一行が「ガイドがショッピングセンターで特定場所にだけとどまらせるなど、おかしな行動があった」と話したからだ。ガイドCは特定旅行会社に所属していないフリーランサー観光ガイドという。



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