2012年2月7日火曜日

■【仏国ブログ】フランス人の日本文化人気「世紀を超えて定着した」


【仏国ブログ】フランス人の日本文化人気「世紀を超えて定着した」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0207&f=national_0207_047.shtml
2012/02/07(火) 09:57

 フランス人女性のブログ「ちよがみtouch」では、フランス人が日本文化に関心を持つ理由についてつづっている。

 筆者はまず、2011年に発生した東日本大震災以降、日本に対する関心が以前より高まったと指摘。復興支援の意味を込めて、日本語が表記された衣服などを着る人が増え、ファッションにも日本好きの影響がより多く見られるようになったと語る。

 またもともとフランスで日本文化への関心が高まったのは、19世紀に訪れたという。ヨーロッパで極東の国々に対する興味が高まる中、フランスでは日本の浮世絵などを収集され、芸術家がその影響を受けジャポニズムと呼ばれる動きがあったと説明。

 しかし、その後は日本文化への興味が高まることはなかった。日本製の製品がフランスにも多く輸入されたが、経済の流れから発生しており、文化そのものへの関心ではなかった。そのため、現在60歳前後の筆者の親世代は、日本というと広島、長崎、すしといったステレオタイプ的ものしか思い浮かばない状態だと述べている。

 現在のフランスにおける日本文化人気は、1990年代に顕著になったようだと筆者は語る。街で手軽に買える商品は日本製から中国製に変わったが、日本好きで知られたシラク元大統領の政権下、フランスと日本の結びつきが強くなり、日本文化を紹介するイベントなどが開催されるようになったのもこの頃だと伝えている。

 現在は、日本政府が推進する「クールジャパン」により漫画や映画など、日本のソフトコンテンツがますますフランスで注目を集めているほか、本格的な日本料理店など、日本文化人気がフランスで定着し、フランス料理などにも日本料理の影響が見られることもあるほどだと記している。

 最後に筆者は、ユーモアをこめて、日本のものでパリにないものは、本格的な日本旅館くらいだとつづっている。固定化された、浅い知識ではなく、日本文化はフランスの地において根ざしてきており、これがフランスの文化にも本格的に影響を与えつつあることがうかがえる。



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