2012年2月6日月曜日

■英国 幸せと思わない―50万人の子供は悲観的


幸せと思わない―50万人の子供は悲観的
http://www.japanjournals.com/index.php?option=com_content&view=article&id=1883:4&catid=37:uk-today&Itemid=96
2012年 1月 25日(水曜日) 18:27   

英国国教会の後押しで行われた調査で、英国では、今自分が幸せだと感じていない子供の数は50万人に達することが明らかになった。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。

16歳未満の子供、3万人を対象に行われた聞き取り調査結果を基に、「チルドレンズ・ソサエティ」が発表した報告書『The Good Childhood Report(良き子供時代に関する報告書)』では、人生に否定的な子供たちは、いじめや、うつ病、摂食障害などの問題を抱える可能性が高くなると警告している。また、肉親の間をたらい回しにされて、暮らしが安定しない子供の場合、不幸せに感じる率は2倍になるという。一方で、家族や親族と愛情に満ちた関係を築くことのほうが、両親がそろっているかどうかといった家族構成よりも大切であるとの指摘もなされている。

同級生が着ているような流行の服を持っていないことを気に病む子供は、自分がどう見えるかについて悲観的になりがちで、特にその傾向は男の子よりも女の子に強いという。

また、友達よりお小遣いが少ない子供は幸福度が低くなりがちであるものの、お小遣いが極端に多い子供も同様に幸福度が低いことも判明。子供にとっては、自由になるお金が多いことより、友人達と同じでいることのほうが大切だと説明されている。

報告書では政府に対し、安全な地域での生活や、前向きな人間関係を築いて成長していける正しい環境を子供に約束できるような政策作りの重要性を訴えているという。


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