2012年2月2日木曜日
■「韓流のグローバル化、天才の発掘が先決」
「韓流のグローバル化、天才の発掘が先決」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/02/01/2012020101453.html
2012/02/01 12:30
「欧米は韓国の文化が与える知的な刺激、好奇心、興味を受け入れる準備ができている。天才を発掘して育てるべきだ」
米国ニューヨークにあるソロモン・R・グッゲンハイム美術館のアレクサンドラ・モンロー・アジア美術部門上級学芸員(55)は先月31日、本紙とのインタビューに応じ、新たな韓流、いわゆる「韓流3.0」時代を切り開くためには「天才」の発掘が先決だと指摘した。
ニューヨーク大学の歴史学博士でもあるモンロー氏は、韓国やアジアの美術を専門とする。昨年6月24日から9月28日にかけ、同美術館で開催された「無限の提示」と題する李禹煥(イ・ウファン)展の企画も手掛けた。モンロー氏は、韓国国際交流財団が同日主催した「新たな変化の波に乗る韓流:世界舞台での韓国文化・芸術の波及力」と題する討論会に出席するため来韓した。以下はモンロー氏との一問一答。
-ドラマからK-POPへと続いた「韓流」をさらに高級文化へと広げるため、韓国政府は先ごろ、伝統文化で「韓流3.0」時代を切り開くための支援策を発表した。
「文化の享有とは『伝統』と『現代』のどちらかを選ぶものではない。『文化交流』とは、一つの国がほかの国に自国の文化を『ささげる』ものではなく『やり取り』するものだ。文化を受け入れる国に望むものを選択する余地を与える必要がある。特に1カ所だけに焦点を当てて国家戦略を立てる必要はなく、望ましくもない。芸術とは『コミュニケーション』であり『対話』だ」
-韓国芸術の要素のうち、「新たな韓流」に発展する可能性があるものは何か。
「政府の広報によって、革新的かつ独創的な芸術が世に知られることが先決だ。日本は美術・建築・文学が非常に創意的で、世界中で人気を博した。中国も豊富な文化を世界に紹介し、文化が次第に広まっていった。文化とは偶発的で自然に創出されるものだ。韓国文化を海外に宣伝する人たちは少し肩の力を抜き、新たな解釈や意味が創出されるよう、文化を育てていってほしいと思う」
-韓流政策と関連し、韓国政府に特に提案したいことはあるか。
「文化と国を分ける必要がある。世界の人々は韓国に熱狂しているのではなく、韓国にある文化芸術的価値を高く評価しているのだ」
-それでは、今の韓国文化のグローバル化に必要なものとは何か。
「ナム・ジュン・パイク(韓国名:白南準〈ペク・ナムジュン〉)氏が生きていれば『私のことは忘れろ。若い芸術家を発掘しろ』と言うだろう。今韓国に必要なのは、天才を発掘してそれを育て広く世界に周知させるシステムだ。ナム・ジュン・パイク氏も李禹煥氏も皆天才ではないか」
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